実は、でん太はこのブログを「30代以上の管理職経験者」に向けて発信していますが、それには理由があります。これはあくまでも「デモグラフィック(性年齢)」で考えた時の区分なので、若くして同じ事ができている人がいるならそれで良いと思うのですが、実は以下の項目をクリアした人にメソッドを実行してもらいたくて、こう言うターゲットにさせて頂いております。
それが何かというと……
1)人の共感を呼ぶためには説得力が必要だ
2)説得力は自らの体験から生まれた時が一番強い
→体験し、何を感じたか、それを体現できる人
と、こういう流れです。
たとえば、生まれてこの方お金に苦労したことが無い人が「お金がないと苦労するよね」と言っても非難ごーごーでしょうし(笑)、東大に行ったことが無い人が「東大なんて行っても意味ないよ」と発言したら、どうしても「ひがみ」に聞こえてしまう。
人間の心理って大筋そういう感じにできています。
となると、そこら辺の情報が揃っていない時、仮に、この人の意見がクリティカルに「正しかった」としても、やっぱり相手には伝わらない。
なぜなら「伝える」よりも「伝わる」ことの方が重要だからです。
僕がタイトルで書いている「しゃがむ期間」というのは、この自己表現(経験)を形にしてアウトプットするための体験期間=「潜伏期間」のことだと理解しています。しかも、はじめから、何かを表現するためにしゃがんだのではありません。
目の前の仕事(ミッション)に対して、真摯に一生懸命取り組む中で、どうにかこうにか今日の今日まで培ってきた期間。僕はそれこそを「しゃがむ期間」だと言っています。
これをやってきた人は「管理職」になっているはずです。そして、後ろを育てようとして、苦労しながら(胃を痛めながら 笑)日々格闘しているはずです。
僕はそういう人でした(と、勝手に自覚しています)。
そんな折、神えもんに「そろそろ、自己実現もしても良いんじゃ無い?」とポンと、肩を叩かれ、そして、その時僕は彼に言ったのです。
「はあ?」と(笑)
いや、だってクソ忙しかったし、本業にやる気マンキチでしたし「なんで、ここで副業?」ってそりゃ思いました。
ただ、確かに「ここは拾えるかもしれないのになあ」と、それはもう自分が本業でプロって言えるレベルだからかもしれませんが、思うところがあって「それをやってみたら?」と、もう本当にそこから、「よし、じゃあこの経験を出してみよう」と提供したんですね。
そういう仕事をパッと出せたのは、やっぱりこれまでの重厚な経験のなせる業であって「何の副業をしようかな~」では無かったです。だからこそ、十分しゃがんだ人は、ぜひ、その「力の使い方」の幅を広げてもらえたら良いんじゃないか? 僕は今、そう思っています。
