マルチワーカーを成立させる最もシンプルで重要なことは「仕組化・効率化」です。とは言っても、単純に「幾つものことを並行して走らせなさい」と言うだけは厳しいですよね。と言うことで、その辺りをひもといて行くこのカテゴリ。今回は「時間活用の効率化について」です。
「副業・複業」という言葉を聞いた時、多くの人が「働くこと」をイメージします。そのイメージ自体を、具体的にひも解いて行くと、たとえば、ある人は「その会社に訪問して、会議に参加して、資料を配布して…」と言うようなイメージだと思います。
つまり、「本業と同じようなスタイルで仕事を横展開する」と言うことですね。職務内容自体は、おそらくそんな感じだと思います。だけど、「副業・複業」にしているときに1つ、おそらくあなたの想像とは「決定的に違うこと」が存在します。
それが何かというと「働くスタイル」です。
たとえば、僕(でん太)の場合は、複業の仕事のほとんどが「メールとメッセンジャーのやり取り」で進行していきます。必要な会議にはタイミングを見てお伺いする事もありますが、途中の段階に入った時は「Webから参加し、終了後に退出」と言う感じで関わったりもします。つまり、物理的には「自宅から作業・参加」していることになります。
これなら、自宅で作業場に1時間篭るだけで、仕事が完了できてしまいます。
みなさまも、僕も本業では、サラリーマンの大半がそうであるように「通勤」と言う移動時間を使いながら、会社に行き、会議室に入って打ち合わせをし、決められたスペースで仕事をする訳ですが、こと「副業・複業」においては、この「勤怠のルール」を決めるのは、他ならぬ「自分自身」です。
ですから、相手との契約上で「会議に参加すること。ただしオンライン・オフラインは問わない」とでも書いておけば、重要な局面だけ顔を出して、普段は「自宅から参加」でもなんの問題もありませんし、相手の会社のある場所まで移動する必要すら、そもそもありません。
また、会議の資料もクラウドに上げておけばいつでも閲覧は可能ですし、コメントを残しておきたければ、メッセンジャーに投げ込んでおけば良い訳です。
このように「副業・複業」の時間の使い方は、自分のルールによっては「仕事をする以外の時間(移動時間、おつきあいの会食、雑談など)を徹底的にカットする事も可能ですし、それが「徹底的な効率化」を可能にします。
だから、結果的にそこに使う時間の「密度」は、すごく高くなります。副業・複業というと、どうしても「2倍働く」みたいなイメージを持つと思うのですが、世の中の技術的には、もう「世界中のどこでも働ける環境」がある訳ですから、せめて自分で仕事にする際は、それらの「便利なツール」を、徹底的に活用したいところです。
