世の中の本屋に行くと徐々に「複業」の本が増えてきました。が、実は、僕自身は複業を始めた時、これらの本を「読んでいません」。なぜなら、神えもんと言う「プロフリーランス」の人が目の前にいて、僕にボールをガンガン投げつけて来たからです(笑)(たぶん、本を読む以上の効果があったと思います)。
でも、僕が「複業をはじめた時」に本を読んでいなかったのか?と言うと、実はそんな事はありません。
僕は「複業をするための本」は読んでいませんでしたが、別の「軸」では本を読んでいました。今回のコラムでは、そのお話しをします。
世の中の「複業」について書いてある本がどんな事を書いてあるのかは分かりませんが、概ねレビューなどをみると「複業という生き方」についての提唱なのだろうなと思います。で、それは確かに「はじめに背中を押してもらう」という意味では十分重要だと思います。
さて、そうなると次に読み手の我々が考えるのは「じゃあ、僕(私)の場合は、どんな複業をするのだろうか?」とコッチに思考がシフトして行くと思います。
ポイント
つまり、「お手本と、理想の形は分かったんだけど、それを自分風にアレンジしたら、どういうアウトプットになるのが良いのだろう?」と、こういう事ですね。
これについては、おそらく複業軸の指南書は「ない」と思います。
なぜなら、十人十色になることが明白だからです。
仮に「僕が見つけた複業100選」みたいな記事が出て来たとしても、おそらく、ドンピシャでシックリくるものはないでしょう。なぜなら、それは「世の中にある仕事100選」みたいに仕事自体を紹介している事とさして変わらないからです。なにせ、仕事ですから、カタログショッピングのように「選べば良い」と言うものじゃないと言う事です。
じゃあ、そんな中で僕がどんな本を読んでいたかと言うと「プレゼンテーション・講演」や、「コンサルティング」のノウハウ本でした。
ポイント
これまでの僕の「マーケティング領域」を応用して「スキルを価値にして売り出そう」とした時に必要になるであろう「周辺の業務についての本」を読んでいました。
つまり僕は「複業をした時に、関係しそうな仕事のノウハウ」の本についてを読み漁っていました。そう言う「本来の軸を拡張する時に使う本」ならば、無駄にはならないだろうと感じてのことです。
結果的に、これらの本を読む事は僕にとって正解でした。
ここからの学びは何かというと「複業をしよう!」と決めたとして、次は必ず「具体的なアクション」が必要になるという事です。ですから、その「具体的なアクションのイメージ」は事前に作るために、やっぱり下調べが必要になります。
「複業の本を読んだから動ける」ではなくて(そこはあくまでもキッカケで)、実際に踏み出すジャンルの調査を行う。自分のスキルを少しずらすと、どんなスキルが必要になるのか? 副業・複業への挑戦をするならば、そういう情報収拾を合わせて行うと、スムーズにことが始められると思います。
